平成28年度定例会(交流会)開催模様
平成28年8月31日(水)午後1時30分から、中央市民会館劇場にて、今年度第2回目の定例会が開催されました。この会は、全会員を対象にボランティア相互の交流・研修及び情報交換を目的として毎年開催されるイベントで、今回は170名余の会員が参加しました。
新美会長と中島課長(社協)の挨拶の後、二部構成(第一部:研修、第二部:映画上映)で進められました。研修では質疑も行われ、所期の目的は達成されました。
第一部(研修)
(1) 介護保険制度の改正点と介護予防について
越谷市福祉部地域包括ケア推進課の関副課長と千葉主事から、以下の説明がありました。
①平成37年(2025年)に団塊の世代が75歳以上となり、高齢化が急激に進行する。高齢者が住み慣れた地域で可能な限り自立した生活をすることができるよう、「住まい」を中心に医療・介護・生活支援(互助)・介護予防(自助)が必要な時に切れ目なく提供される仕組み、すなわち「地域包括ケアシステム」の構築が求められる。
②越谷市は、平成33年をピークとして人口が減少する中で一人暮らしの高齢者や高齢夫婦だけの世帯が増え、また認知症の人の増加も見込まれる。生活支援・介護予防サービスの充実のために、「生活支援コーディネーター」と「協議体」を設置した。
③高齢者が、地域の支え合い活動やサロン・趣味活動等に参加することで、社会参加・社会的役割を持ち、生きがいや介護予防につながる。ボランティア連絡会は、先駆的な役割を果たしている。
(2) 視覚障がい者とボランティアの関わり方について
此島孝子さんから、視覚障がい者としての立場での説明がありました。
①白杖や盲導犬だけでは決して安心できない。
②視覚障がい者を見かけたら、その人に思いを寄せ、そして積極的に声かけをしてほしい。
第二部(映画)
聴覚障がい者家族の中で唯一の健聴者である少女が、歌手になる夢を家族に理解してもらおうと奮闘するフランスの感動傑作「エール!」が上映されました。