平成27年度分野別グループ研修模様(その2)
平成27年6月18日(木)、中央市民会館においてC・Eグループ合同分野別研修が実施されました。
研修テーマ
災害時の援助法
参加G
ぐんぐん(ピンク)、ぐんぐん(グリーン)、桃の里、拡大写本、声のおたより、手話すみれ、点字はなみずき、あみもの、友愛通信、会報発送、ぱそこんKV、手づくりの会、おはなしの会「グラン・マ」、歌の広場「ペルテ」、行事V
各グループから合計79人の参加がありました。新美会長及び中島課長(社協)のご挨拶に引き続き、藤井明美様(聴覚関係)と此島孝子様(視覚関係)より講話があり、その後、体験学習推進員である沼田秋美様(白杖)と志村ミヨ様(車いす介助)のご指導の下、実習が行われました。
初めての体験に、会場のあちらこちらで、とまどう姿が見受けられました。
参加者の感想ならびに研修の成果
- (藤井様の講話の中で)防災マップで避難所や備蓄などについて日頃から確認していた方が良い、とのことでしたので、早速、ネットで越谷市の防災マップを確認しました。また個人情報保護の関係で、障がい者の方のお住まいが分からないようになっていますが、近隣にお住まいであることが分かっている場合には、常に意識しておきたいと思います。
- 良かれと思って善意でしたことが、実はご本人の自尊心を傷つけてしまっていることもあるのだということを知りました。事前にご本人のご意向を伺うことが大事だと思いました。
- 聴覚障がい者の方とのコミュニケーションは、筆談やメモ活用が有効であることを教えていただきました。また、介助者の方がピンクのバンダナを身に付けていることを初めて知りました。
- 聴覚障がい者の方は、周りの人に、そうだと気付いてもらうことがなかなか難しいとのこと。講話を伺って、今後、気配りができるようになりたいと思いました。
- 「視覚障がい者にとって、情報が入らないと、災害時にどこへ逃げたら良いか分からない。そんな時にいきなり腕を引っ張られたりすると怖い。先ず声をかけ、周りの情景を言葉で詳しく正確に説明して欲しい」とのこと。このことを忘れず行動したいと思います。
- 「インフラがバリアフリーでないなら、人がバリアフリーとなって欲しい」とのお話しがあり、その通りだと思いました。
- (白杖体験をして)私たちは会場の情景を目でしっかりと確認してから目隠しをしましたが、介助人がいても、何も見えないということはとても不安でした。実際の道路では、段差や障害物があったり、坂があったり道幅が狭かったり、はたまた、その先がどうなっているのかも、目の見えない方には分かりません。危険な事が多過ぎます。個人の力では道を直すことはできませんが、せめて、点字ブロックの上をふさがないよう、また、白杖を持った方の行先を邪魔しないよう、心掛けたいと思います。自転車等もはみ出さないように止めたいと思います。